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バルサ退団発表のイニエスタにあの“恩師”が感謝の意を示す

 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は今夏にバルセロナを退団するアンドレス・イニエスタに対して感謝のコメントを添えているようだ。28日、イギリスメディア『デイリーメール』がこれを伝えている。

 イニエスタは先週末のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝のセビージャ戦後に自身の今後について今週中に発表するという主旨のコメントを残しており同選手の去就に注目が集まっていたが、日本時間27日晩にバルセロナ退団を公式発表していた。かつて2008年夏からの4シーズンに渡って同選手とともにバルセロナに黄金期をもたらしたジョゼップ・グアルディオラ監督は、最大級の賛辞を送っている。

「イニエスタはバルセロナの歴史の一部だ。彼の存在無くして15~20年に渡ってその歴史が生まれることは無かっただろう。彼に対してはただ感謝しかない。彼は私を助けてくれた」

 また同監督は、バルセロナ指揮官時代のイニエスタに対する印象や同選手が残した実績を語った。

「彼は私が試合をより良く理解するための手助けとなった。彼がピッチ上で体現したことを見てみると、数多くのタックルを成功させた。ピッチ内でも外でもプロとしての模範となっていた」

 そして最後には、イニエスタの今後の活躍を期待する言葉を添えている。

「今後の幸運を祈っている。引退を決断したてから1年以上経過した時、彼は指導者としても、そしてひとりのフットボーラーとしても再びフットボールの世界に戻ってくることができるだろう。特にバルセロナでは」

 イニエスタはカンテラ時代から今日に至るまでバルセロナ一筋の現役生活を貫いてきたが、来季以降は欧州以外のクラブに移籍して新たな環境でフットボールと向き合うことになりそうだ。