ラ・リーガ プレミアリーグ

アトレティコの“闘将”、来季のアーセナル指揮官就任を完全否定

 アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督は来季のアーセナル指揮官就任を否定するとともに、引き続きアトレティコで指揮を執る考えを示しているようだ。27日、スペインメディア『フットボール・エスパーニャ』がこれを伝えている。

 アーセナルは先週末にアーセン・ベンゲル監督の今夏退任を公式発表しているが、後任候補として元バルセロナ指揮官のルイス・エンリケ氏をはじめ複数の名前が挙がっており、シメオネ監督も候補のひとりに含まれていると複数メディアが伝えていた。

 しかし同監督はヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグ・アーセナル戦の試合前のインタビューで「私が最初に言いたいことはアーセン・ベンゲル監督への多大なる称賛だ」と前置きをした上で自身の去就について「アーセナルとは全く話し合いを行っていない。私はアトレティコでとても幸せだし、このクラブを愛している」とコメント。アーセナル指揮官就任の可能性について完全否定している。

 なお、アトレティコ・マドリードは日本時間27日未明に行われたアーセナル戦で前半開始早々に退場者を出し苦しい展開を強いられたものの、1-1のドローで2ndレグへ望みを繋いでいる。またこの一戦ではシメオネ監督は13分にアーセナルのスペイン代表DFエクトル・ベジェリンのファウルの判定を巡り審判に執拗(しつよう)に抗議したため退席処分となっていた。