プレミアリーグ リバプール

リバプールのクロップ、CLローマ戦の結果に満足も終盤の失点に言及

 リバプールのユルゲン・クロップ監督は日本時間25日未明にホームのアンフィールドで行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ・ローマ戦におけるチームのパフォーマンスに概ね(おおむね)満足しているものの、終盤の失点に関して少し不満を抱いているようだ。25日、イギリスメディア『BT Sport』がこの指揮官のコメントを伝えている。

 2004/2005シーズン以来となるCL制覇を目指すリバプールは36分にエジプト代表モハメド・サラーが先制点をマークし、前半終了間際の46分にも同選手が追加点を挙げるなど、69分までに5ゴールと攻撃陣が大爆発した一方、80分台には立て続けにローマに2ゴールを与えており、5-2で1stレグを終えている。

 試合後、クロップ監督は試合内容について「80分までは本当に完璧なパフォーマンスだった。しかし守備面では1つミスを犯した。(85分、PKからの失点について)あれはPKではない」と振り返っている。また5-2というスコア自体については「もちろん我々にとって5-0や5-1の方がより幸せだっただろう。しかし5-2という結果も素晴らしいものだ」と語っており、試合前の想定よりもはるかに良い結果を得ることができて満足感を示しているようだ。

 そして再び終盤の失点について触れると「現時点ではこの試合の全てにおいてポジティブであるとは思わない。彼らは2ゴールを決めているからね。しかし明日になればこの試合の非常に良かった部分を見るだろう」とコメント。2失点が2ndレグに向けての不安材料であると考えているものの、翌日以降は前向きな気持ちに切り替える姿勢を打ち出している。

 アンフィールドで自慢の攻撃力をいかんなく発揮しキエフ行きの切符を一気に手繰り寄せたリバプールだが、ローマはCL準々決勝2ndレグでバルセロナ相手に3点差をひっくり返す“大逆転劇”を演じており、チームのパフォーマンスに満足しているクロップ監督ももしかしたらチーム全体を引き締め直す必要性を感じているかもしれない。