日本サッカー協会(JFA)が9日、指揮官バヒド・ハリルホジッチ監督が解任したことを受け、10日、メス所属の日本代表GK川島永嗣も自身のブログで現在の心境を綴った。
川島は「ハリルさんが解任になったことを聞いて正直驚かされました」と語り、続けて「監督も同じように4年に一回だけの、国の威信をかけた、すべてのサッカー選手にとっての夢の舞台、W杯という舞台に、すべての情熱とエネルギーを費やしてきたはず。その1人の人間の夢が奪われてしまったことは、同じ夢を目指している選手として心から残念に思う。今回の出来事を受けて、自分にもっとできることがあったのではないかと、後悔の念で頭が一杯だ。フランス語で彼が放つ言葉とその裏にどんな意図があるのか、それが分かっていたからなおさらだ」と自身の気持ちを明かした。
また、ハリルホジッチ監督について「キャリアの中で、成長するきっかけをくれたのは、いつだって自分にNOと言ってくれる人だった。ある監督が言ったことが僕の心にいつも残っている。真実というのは心が傷つくものだ。でも、それから耳をそむけてはいけないという言葉。バヒドはとても厳しかった。でもいつだって選手が成長する事を考えている監督だった。その裏にはいつも選手を想う愛があったし、ピッチの外ではお茶目なおじいちゃんのようだった」と語った。
さらに、解任されたハリルホジッチ監督に対しては「感謝の気持ちは伝えたくても伝えきれない。それは彼が残したW杯出場という功績に対してだけでなく、本気で自分を成長しようとぶつかってきてくれた情熱に対してもだ」と感謝の気持ちを述べている。
最後に「バヒドがかけた3年間。そして応援し続けてくれている日本中の皆さんのためにも、日本代表は成長した姿で本大会を戦いにいかなければいけない」と意気込んだ。
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