Jリーグ 横浜F・マリノス

今季初の神奈川ダービーは痛み分け。齋藤学投入も試合は動かず

 Jリーグ第6節、横浜F・マリノス対川崎フロンターレの一戦が8日に行われ、川崎Fが横浜FMを2-1で下した。

 生まれ変わった新横浜FMとして迎えた、初の神奈川ダービー。しかし、試合の主導権を持ったのは川崎F。内に絞る横浜FMの両サイドバックのスペースを有効に使い、ゴールを何度も脅かす。

 しかし、幾度となくポストやクロスバーにシュートを当て続け、何度もあった決定機を決めきれず前半はスコアレスに終わる。

 迎えた後半、徐々にペースを取り戻しつつあった横浜FMだが、川崎Fに先制を許してしまう。58分、阿部浩之のクロスに家長昭博が合わせ、1度は左ポストに嫌われたものの、跳ね返りがGK飯倉大樹に当たりゴールへ。試合が動き始める。

 先制された横浜FMだったが、すぐに反撃を見せる。61分、CKに中澤佑二が頭で合わせると、これがエウシーニョに当たってコースが代わりゴールへ吸い込まれる。これで試合は振り出しに。

 その後、中々試合は動かず78分に川崎Fは齋藤学を投入。これには横浜F・マリノスのサポーターから大ブーイングが起こった。

 両者勝ち越しを狙い続けた後半終盤だったが、ゴールは生まれず。今季初の神奈川ダービーは痛みわけに終わった。