プレミアリーグ マンチェスター・シティ

マンUが大逆転で乱戦制す。マンCはダービーでの優勝決定ならず

 日本時間8日に行われたマンチェスター・シティ対マンチェスター・ユナイテッドのマンチェスター・ダービーは3-2でユナイテッドが勝利を収めた。

 この試合に勝てばプレミアリーグ優勝が決まるシティ。一方のユナイテッドはその屈辱だけは避けたい。

 前半は圧倒的な展開になる。シティが序盤からボールを支配してユナイテッドゴールに迫る。

 そして迎えた25分、左からのコーナーキックにキャプテンのバンサン・コンパニが頭で合わせて先制に成功する。

 続く30分もシティが追加点を決める。ダビド・デ・ヘアのキックをカットしたシティが、細かいパスをつなぎながらペナルティエリア内へ侵入し、最後はイルカイ・ギュンドアンが技ありターンからシュートを放ち、2-0とした。

 そのあともチャンスを作るシティ。対するユナイテッドはいいところなく、結局前半をシュート0で終えた。

 しかし後半に入ると試合の様子は一変。53分にアレクシス・サンチェスの粘りから、アンデル・エレーラとのコンビネーションで抜け出したポール・ポグバが押し込んで1点を返す。

 さらにその2分後、サンチェスの右からのクロスを再びポグバが決めて、2-2の同点に追いついた。

 前半と後半で全く逆の展開になったこの試合。攻勢を強めるユナイテッドは69分、ついに逆転に成功する。右サイドからのフリーを頭で合わせたのはクリス・スモーリング。1失点目の場面で犯したミスを帳消しにする得点を決めた。

 そのあと試合は荒れ模様に。両軍入り乱れて小競り合いを起こすシーンが相次いだ。

 ケビン・デ・ブライネやアグエロを投入し、攻め立てるシティは終盤に惜しいシーンを迎えるも決めきることができず。試合はこのまま終了し、ユナイテッドが意地を見せシティの優勝を阻止した。