こう話す長谷部は、練習前に行われたハリルホジッチ監督の会見で、同監督が「偉業を成し遂げなければならない」と話したことについて、自信を持つことの重要性を挙げこの2試合をそれにつなげたいとした。
「監督もハッキリこの合宿が始まる前に今の状況というか、今のこの状態ではかなり本大会では難しい状況になるってハッキリ発言してたし、実際、選手たち自身もね、そういう部分を感じてる部分もあるし、逆に自分たちが手ごたえとしてこれからやってきた部分でこれをやっていけばできるんだって手ごたえも少なからずある部分があるんで、とにかくやっぱりそれを信じてね」
「その自信っていう部分では今回の2試合、マリとウクライナ、ここでしっかりと結果を出すことでね、自分たちに対して自信が持てると思うんで、そういう意味でこの2試合っていうのは非常に重要なゲームだと思いますね」
対戦するマリについて「いい選手がいる」と評価し、それに伴いセネガルの能力の高さにも警戒感を示した。
「明日のマリがどのような形で戦ってくるか分かんないんですけど、個々の選手を見ればみんなヨーロッパでプレーしている選手が多い。結構いい選手が揃ってる部分もありますし、チーム力って部分でアフリカの典型的な少し集中力に欠けるところとか、連携の部分とか、いろんな部分での狙い目ってのはいろいろあるし、ただ、そういう局面での激しさとか厳しさとかフィジカル的ってのは間違いなく強い」
「僕なんかは経験してますからそのへんはそんなに違和感なくやれると思いますけど、やはり若い選手とかそういう選手たちがこういう相手に対してしっかりと、セネガルはマリよりさらに強いと思うし、フィジカル的にも強いと思うしね、いろんな意味でもう1つ2つ上のチームだと思うんで、まずしっかりとこの相手に明日戦いたいなと思ってます」
自身3度目のW杯を目指す長谷部。本大会へ向け冷静に、着実に歩みを進めている。
取材:河治良幸
文:土屋一平
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