【日本代表リポート】豊かな経験に裏打ちされた冷静さ。長谷部が目指す3度目のW杯

　翌日にマリ戦を控えた22日の公式練習。雨の中非公開で、紅白戦などを中心に汗を流したようで、マリを想定して4-3-3をベースに4-2-3-1の形もテストしたと見られる。

　長い間日本代表のキャプテンを務めてきた長谷部誠は「この合宿でアピールする気持ちがすごくある」と語り、ワールドカップ本大会への思いを口にした。

　しかしその中でも経験豊かなMFは、現状をしっかり受け止めてやるべきことに集中しているようだ。

「実際にまだ監督の選考とか招集する人数を考えれば、本当に監督もまだ色んな選手を試している機会だなというのは正直感じているし、本当に本番誰が選ばれるかというのは本当に分からない状態なので、その中でチーム分析をしているという部分もある」

「監督がまだまだ選手を見たいという思惑があるので、チーム作りという意味ではベースとなる部分はこれまで変わってないので、そんなに個人的には大きく変わる部分は無い」

　怪我人などの影響もあり、本大会が3ヶ月後に迫った現在でも多くの選手を試している状態の日本代表。バヒド・ハリルホジッチ監督は5月31日にメンバーを決めるつもりでいるようだが、それまで選手にとっては厳しいサバイバルが続くかもしれない。

「自分たちにとってはというか、監督にとっては初めてじゃないと思うしね、そのへんはどうですかね、最後までやっぱりもちろんケガ人とか、もちろん緊張感を持つだろうし、それはそれぞれ監督にやり方かなと思いますけどね」