代表チーム 日本代表

【監督会見】ハリルホジッチ監督、マリ戦前日会見。「我々はGL突破の候補ではない」

 日本代表のベルギー合宿は22日、4日目を迎えた。マリ戦を翌日に控えたバヒド・ハリルホジッチ監督が記者会見に臨み、マリ戦への意気込みを語るとともにワールドカップへ向けて地に足を付けるべきだと強調した。

「東京より寒いですね」と口を開いたハリルホジッチ監督は、最初にマリについての印象から語り始めた。

「アフリカンパワーを前面に押し出す典型的なチームです。パワー、俊敏性、瞬発力。デュエルも本当に厳しくやってきます。以前知っていたマリよりは『あまりパワーがなくなって』いますが、ヨーロッパのビッグクラブでやっている選手もいます。」

 マリ代表の主力選手が何人か参加していないことに触れ、それに続けて怪我により離脱した酒井宏樹の状況を説明し、他の選手がこのチャンスを生かして「さらに厳しい競争を作り出してほしい」と語った。

「少し驚いたのが、酒井が怪我した状態だったにもかかわらず、2試合もクラブで試合に出場してしまったということです。それが原因でああいう状況になってしまいました。もちろん色んな怪我を心配しますが。4、5人予定していた選手が来られませんでした。他の選手にチャンスを与えます。(試合で自分の力を)見せてほしい。さらに厳しい競争を作り出してほしいです。」

 マリ戦で観たい部分を記者から聞かれたハリルホジッチ監督は「試合をしてこなかった選手にトライしてほしい」と語り、代表初招集の中島翔哉や長く代表から遠ざかっていた大島僚太に、チャンスを与えることを匂わせた。

「まずはこれまでたくさん試合をしてこなかった選手にトライをしてほしいです。後半は交代も考えています。この2試合で変わることもありますが、いろいろな状況もあって毎試合メンバーをかえないといけません。4、5人先発がいないので、可能性をより探していかなければいけません。」

「今回、中島を呼びましたが昨日のトレーニングではかなり良かったので見てみたいですね。大島に関しても就任当初追いかけていた大島よりも、はるかに発展しています。」

Previous
ページ 1 / 2