
日本代表の本田圭佑 写真提供:Getty Images
またハリルホジッチ監督はウイングの選手に、ディフェンスの裏へ抜ける動きを求めている。その意図は十分に理解しつつも「もともと得意なプレーじゃない」と言う本田は、数よりも質が重要になると語った。
「スプリントが得意な選手だったら20本30本抜けることが慣れてるけど、僕の場合、20本30本やったらもう他のプレーがボロボロになっちゃう可能性があるので。自分の強みを生かしながら監督の求めるものも出して、その結果、点が取れる。その絵を描かないといけないですね」
自信のプレースタイルが監督の理想とは異なることを理解している本田は、だからこそマリ代表とウクライナ代表を相手に結果を出すことの重要性を認識している。
「少なくともこの2試合どちらかでチャンスはもらえるはずなので、何かしらかのインパクトを残さないと厳しい可能性はある。ただ、生き残るためだけの試合じゃないんで。実際にグループリーグの3試合で何をするのかが大事だし、それは11人だけじゃないので。まあ自分らしく行きたいなと思ってます」
取材:河治良幸
文:マリオ・カワタ
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