日本代表のベルギー合宿は21日、3日目を迎えた。マリ戦を2日後に控え、非公開で戦術練習と紅白戦を行うなど調整が徐々に本番モードに切り替わる中、最も注目を集める選手の一人が約半年ぶりに代表に復帰した本田圭佑だ。
メキシコではパチューカの中心選手として継続的にゴールに絡み、現在の状態に「手ごたえは感じている」と語る本田が再び代表のスポットライトの中心に返り咲くのかは、ベルギーでの2試合における一つの注目点だ。
だがワールドカップのメンバー入り争いが大きな話題となる中で、本田の視線はブレることなくその先を見据えている。
「選ばれるためだけのワールドカップだったら何の意味もないと思ってるので。それが議論に上がりすぎてるけど、いつも自分はワールドカップで勝つためにやってきたし、そのスタイルはこれからも変えない。それで選ばれなかったら何の後悔もない」
本大会行きの切符を争いつつも、日本代表が結果を出すためにどう貢献できるのか。それこそが本田のテーマだ。中盤の中央でプレーするクラブとは異なり代表ではサイドでの起用が続くが、その役割の違いも柔軟に捉えている。
「確かに中をやるのとサイドをやるのとでは役割は違うんですけど、特に攻撃になった時のスペースの見つけ方という点では要領は一緒かなと思ってます。あとは近くの選手との動き方、連動の仕方だけだと思ってるんで、あんまり窮屈には考えてないですね」
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