Jリーグ 横浜F・マリノス

【TRIBE RATINGS】Jリーグ第4節浦和レッズ対横浜F・マリノス:横浜F・マリノス編

大会:Jリーグ
カード:浦和レッズ対横浜F・マリノス
対象チーム:横浜F・マリノス
※最高点を10、最低点を1として採点。標準的な活躍は6とする。

飯倉大樹

評価:8.0

今季最高のパフォーマンス。CB裏の広大なスペースをカバーしながら、シュートストップも安定感抜群。ハイボールの処理も苦にせず、終盤の1対1もセーブしチームに今季リーグ戦初勝利をもたらした。

中澤佑二

評価:6.5

前の選手に指示を飛ばし、チームを統率。試合終了まで積極的にDFラインを押し上げてチーム戦術を完遂。簡単なクロスボールで終盤裏に抜け出され、GKと1対1のピンチを招くシーンはマイナスポイント。スタミナの問題か試合終了間際の対応には依然課題が残る。

ミロシュ・デゲネク

評価:6.5

積極的なディフェンスでハイラインを維持。裏へのケアも無難にこなした。終盤にGKと1対1を招いた場面は、前にボールを弾くべき。終盤の失点は勝敗に大きく関わるだけに、試合終了間際の対応は改善が求められる。

松原健

評価:7.0

攻撃面、特にビルドアップでの判断速度は試合ごとに向上している。プレーに迷うことが少なくなり、役割に適応し始めている印象だ。守備面では、クロスボールへの対応でチームを救い、数的同数で守る力強さを見せた。

山中亮輔

評価:7.5

無尽蔵のスタミナで攻撃参加を繰り返し、最も効果的な攻撃を演出していた。後半ATに披露した攻め上がりは圧巻であった。しかし、ビルドアップではイージーミスが散見し、守備面でも課題は残る。チームに欠かせない戦術軸だけに更なるレベルアップが期待される。

扇原貴宏

評価:6.5

正確無比なロングパスで決定機を演出。ロングパスでチームのアクセントとなった。しかし、ショートパスでの組み立てには依然課題が残り、アンカーを一人で担うのは現状難しいだろう。守備の局面でも、カバー可能な範囲が狭くボールを奪いきれないシーンが目立った。

ダビド・バブンスキ

評価:7.5

ビルドアップ時にはアンカーのポジションに入ってゲームメイク。ビルドアップに問題を抱えたチームの特効薬となった。後半は運動量が落ちて途中交代したが、バブンスキがチームに与えた影響力は大きい。

天野純

評価:7.5

中盤3枚のバランサーを担った。ボールに関与することこそ少なかったが、両チームトップとなる12.2kmを走り抜いている。ボールを持てば効果的な楔を打ち込む。攻守の切り替えも早かった。チームの主軸として役割を全うした。

遠藤渓太

評価:6.5

日本代表に選出されたDF宇賀神友弥と対峙。持ち前のスピードで裏へ何度も抜け出すが、守備者の素晴らしい対応に阻まれた。リーグ戦中断期間にコンビネーションでの崩しや、スピードを活かす攻撃パターンなど連携面での向上が期待される。

ユン・イルロク

評価:6.0

ウーゴ・ヴィエイラへの決定的なヘディングパスが1本あったが、迫力不足は否めない。守備面でも寄せの甘さからピンチを招いている。1stチョイスであることには変わりはないが、イッペイ・シノヅカが好パフォーマンスを見せているだけに、目に見える結果が欲しいところ。

ウーゴ・ヴィエイラ

評価:8.0

彼の評価は「ゴールを決めたか決めなかったか」それに尽きる。3回の決定機を外したが、殊勲の決勝弾を決めてヒーローとなった。リーグ戦2試合連続ゴールと好調を維持している。

吉尾海夏

評価:7.0

決勝点は吉尾のスペースメイクから生まれたゴール。下部組織出身の若手が大仕事をやってのけた。ルヴァン杯に続く好パフォーマンスはチームにとって大きな意味を持つだろう。