ポテンシャルと脆さを見せるチェルシー。コンテは不安定さを解消できるのか

アントニオ・コンテ監督　写真提供:Getty Images

　しかし避けることができないのは、チェルシーが犯し続けるミスの結果だ。最近のアントニオ・コンテ監督による、ウィリアンとエデン・アザールを中心とした速く目的を従ったパスのリズムは、それを持続できない選手たちによって威力が半減している。その結果が、チェルシーがリードを奪った後にバルセロナとユナイテッドが決めたようなゴールに繋がる集中力とテクニックの低下だ。興味深いことに、日曜日のユナイテッド戦は今季チェルシーがホームで逆転負けを喫した最初の試合だった。

　ではチェルシーは、以前の3-5-1-1フォーメーションに戻るべきなのだろうか。この1月以前に採用されていたフォーメーションでは守備は強化されたが、得点数に関してはリーグで5チームに上回られることになった。あるいはインテンシティを保つスタミナを実現するために選手をローテーションできる、3-4-3フォーメーションを維持するべきだろうか。