2日に行われたプレミアリーグ第28節アーセナル対マンチェスター・シティ。
今回は試合におけるマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハードワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)をそれぞれ両チームから選出し、両チームの監督とレフェリーについての分析、評価をする。
アーセナルMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):ヘンリク・ムヒタリアン
特に前半は豊富な運動量でチームの攻撃を活性化させた。エジルが消された中で、前線のボールの経由地としても機能した。
アーセナルTHW(ザ・ハード・ワーカー):ペトル・チェフ
過度に重心が前に置かれるチームにおいて、高いDFラインの背後のスペースからゴール前での至近距離のシュートまでをすべてひとりでかばーしなければいけない。チェフは本当に厳しい環境にある。
アーセナルMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ダニー・ウェルベック
スピードも強さもあるが知的でない。タレントがそろうチームにおいて先発出場するレベルにあるとは言えない。この試合でも勢いはあれど効果的ではなかった。
シティMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):ベルナルド・シウバ
左足から生み出された美しい先制点と、一気に右サイドを駆け上がりカウンターからサネのゴールをアシスト。守備でも上下動をさぼらなかった。特に先制点は試合を楽にした点で価値が高い。
シティTHW(ザ・ハード・ワーカー):エデルソン
PKストップ以外でも5本のセーブを記録し、抜群のタイミングの飛び出しでチャンスの芽を摘んだ。ビルドアップの面での貢献度も非常に高い。
シティMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):対象者なし
アーセナル監督:アーセン・ベンゲル
ベンゲル監督らしいと言えばらしいのだが、3失点した前半の内容は奇妙だが決して悪いものではなかった。しかしもちろん3失点してしまえば試合はそこで終了だ。メンバー選考とリーグ戦の順位を考えると、この試合は決して勝ちに行っていたとは思えない。彼らはこれからヨーロッパリーグに全力を傾けることになるだろう。ファンからのブーイングは至極当然。
シティ監督:ジョゼップ・グアルディオラ
前半3得点完勝と申し分ない結果を得た。先日行われたカップ戦決勝よりもテンションの低い試合だったため、怪我人も出なかった。現在、ほとんど優勝は手中に収めたリーグ戦の他にはチャンピオンズリーグしかない。ベルナルド・シウバやダニーロがチームになじんできた今、ペップ・シティに死角はなさそうだ。
主審:アンドレ・マリナー
早い時間にシティに先制点が生まれたことで、極めてレフェリングのしやすい試合になった。流れを止めずカードも極力出さずに終え、PKの判定も正確だった。
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