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元磐田DFパパドプーロス、ギリシャ時代の賭博問題で執行猶予付きの有罪判決

 オーストラリアのブリスベン・ロアーに所属する元ギリシャ代表DFアブラアム・パパドプーロスに、執行猶予付きの懲役30ヶ月の判決が下された。オーストラリア『SBS』が1日、報じている。

 2011年に発覚したギリシャでの八百長スキャンダルに関連し、アテネの裁判所は58人の関係者に罰を与える判決を下した。そのうちの一人が、試合結果に違法に金を賭けたとされるパパドプーロスだった。

 33歳の同選手は2008年から7シーズンに渡ってギリシャのオリンピアコスでプレーし、2016年には半年のみジュビロ磐田に在籍している。

 現在所属するブリスベン・ロアーは契約時にこの疑惑を把握していたが、パパドプーロスの人間性に問題はないと判断したという。当時本人は関与を否定し、ジャーナリストのせいで話が大げさになっていると主張していた。

 この判決を受けてクラブは「2017年2月にアブラアム・パパドプーロスと契約するにあたり、ブリスベン・ロアーは2009年から2010年にかけてのギリシャでの試合に関する賭博の捜査については認識していました」と声明を発表している。

「クラブはこの問題に関する更なる情報を待っており、現時点ではこれ以上のコメントは差し控えます」

 パパドプーロスはオーストラリア移籍以降レギュラーとして活躍しているが、昨年11月の試合では相手選手に唾を吐き7試合の出場停止処分を受けていた。