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中国移籍を決めたカラスコ、半年後に再び欧州へ?ビッグクラブの関心は未だ絶えず

 先日、アトレティコ・マドリードから中国スーパーリーグの大連一方へと移籍することを決めたベルギー代表FWヤニック・フェレイラ・カラスコは、半年後に再び欧州へ戻ってくる可能性があるようだ。1日にスペイン『ムンド・デポルティーボ』が報じた。

 2015年にモナコからアトレティコ・マドリードへとやってきたカラスコは、出場すれば切れ味の鋭いドリブルで相手を翻弄するなど随所でその実力は発揮していたものの、ディエゴ・シメオネ監督の信頼を確実に勝ち取るまでには至らなかった。結局、今年ロシアで開催されるワールドカップへ出場するメンバーに入るためにも出場機会を優先し、退団することを決意。移籍金3000万ユーロ(約39億円)で大連一方へと旅立った。

 24歳と非常に若いということもあって、中国行きに関して疑問視する声も少なくはなかったが、同選手は「魅力的なプロジェクトだった」として欧州を離れることにした。ただ、そんなカラスコは半年後に再びヨーロッパへ戻ってくる可能性があるようだ。

 アーセナル、ユベントス、そしてバイエルン・ミュンヘンが同選手に熱視線を今もなお送っており、来夏での獲得を目指しているという。特にバイエルンは今夏に6000万ユーロ(約80億円)での獲得をオファー出したもののアトレティコに却下されたという経緯もあって、その半額で中国へと去ったカラスコの獲得を諦めきれていないという。

 今夏、広州恒大に所属していたブラジル代表MFパウリーニョがバルセロナへ移籍し、見事に開花したという成功例もあって、まだまだ欧州のビッグクラブは目を離すつもりはないようだ。果たして本当に半年で再び欧州の地に戻ってくることになるのだろうか。注目が集まる。