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ネイマール、ブラジル代表のチームドクターも来仏して同選手を診察

 パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールは25日の第27節マルセイユ戦、中足骨骨折で途中交代を強いられている。同選手は長期離脱がほぼ確実視されているが、これはPSGだけではなくブラジル代表にとっても大きな痛手だ。27日、スペイン紙『アス』が報じている。

 攻撃の要である同選手を欠くことはチャンピオンズリーグのベスト16、マドリード戦のセカンドレグを控えるPSGにとって大きな心配の種だ。そしてそれは2018年ロシアワールドカップで優勝を目指すブラジル代表にとっても同じことである。

 そのため、ロシアのソチでW杯に向けてのワークショップに参加していた代表ドクターのロドリゴ・ラスマル医師が診察のため来仏した。必要性があればPSGのチームドクターたちと共同で治療方針を決めるためだ。

 ロシア出発前に同医師はフランスメディアの『スポーツTVF』にコメントを残している。足の腫れが引き、新たな検査をする必要があるとのことだ。

「今のところわかっているのは捻挫、そして骨折だと思われるものが見られるということだけです。より正確な診断を下すために補足的な検査が行われます」

 ネイマールはすでに中足骨骨折の手術を受ける決断を下したとの報道が出ている。これに関してラスマル医師は明言することを避けた。

「今、最も重要なことは診断に必要な画像を確認して正確な診断をすることです。その後、いくつかの治療方法を立てることができます」

「もしこれが不完全骨折(ひび)であるならば、それが重症がどうか確認する必要があります。治療方法を決める前にこれらのことを確認する必要があるのです」

 残念ながらマドリード戦の欠場はほぼ確実視されている。そうだとしても奇跡的な復活、最低でもW杯に間に合うように祈りたい。