しかしゴールの数以上に、クトローネは初めてフルで闘うシーズンにおいて特異なレベルの成熟度とサン・シーロで重要な選手になるためのモチベーションを見せている。私たちはU-21イタリア代表のタレントを私たちが欲する白黒のデータにあてはめることもできるだろう。しかし実際にはクトローネがピッチに立っている時、あらゆる側面においてミランは完全に別のチームになるのだ。
コッパ・イタリアの痺れるダービーで決めた決勝点、ラツィオ戦で主導権を奪った素早いシュートを観てほしい。ゴールへの貪欲さとチームメイトに影響を与えられる個性、赤と黒のシャツへの期待を一身に背負う覚悟を見れば、なぜ彼がイタリアサッカー界で魅力的な存在になっているのか分かるだろう。
20歳の選手が彼の育たクラブの重要なシーズンで、重要な役割を担う姿はなかなか見ることはできない。
最近、すべての大会を通して11試合負けなしのガットゥーゾ率いるミランは、チャンピオンズリーグ出場権内に迫ってきている。この期間でクトローネは先発の座をつかむとともに、5得点1アシストを記録している。
重要な勝利を収めたサンプドリア戦後、リーグ戦ではローマとインテル、コッパ・イタリアとヨーロッパリーグではラツィオとアーセナルと闘う、ミランにとって最も重要な期間に入る(ローマにはすでに2-0で勝利)。
現在のチームをもとに、ガットゥーゾは先発メンバーをすべての試合で起用することを否定してはいない。もしもミランがこの4試合を勝ち抜いて、気持ちよくトップ4でシーズンを終えるためにはクトローネの活躍は必須であり、「彼は本物である」という、既存の事実を再び証明することが必要だ。
著者:Matthew Santangelo
『イタリアン・フットボール・デイリー』の副編集長、SNS部長、『ディーズ・フットボール・タイムズ』のシニアライター、『ACミラン・ブラザーズ』の共同創設者。
Twitter:@Matt_Santangelo
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