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イタリア代表は3月の23日と27日に親善試合を控える。アルゼンチンとイングランドと対戦するこの2試合では当初の予想とは違い、すぐに代表メンバーを一新するというわけではないようだ。26日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
イタリア代表のルイジ・ディ・ビアジョ暫定監督は、ワールドカップ欧州予選プレイオフのスウェーデン戦後に代表引退を表明している何選手かと会談したようだ。引退の意思を再確認するためである。そして、同監督はユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォンとも話し合ったようだ。
「彼のキャリアや威信、そしてイタリアのサッカー界への貢献を考えて欲しい。ブッフォンの代表キャリアはスウェーデン戦で終わるべきではないんだ」
「2、3試合を試してもらって、それからその先のことを考えてもらえないか頼んだよ。だから3月の遠征試合には加わるはずだ」
ディ・ビアジョ監督はこのようにブッフォンの一時的代表復帰を明言した。しかし、同選手のチームメイトであるDFアンドレア・バルツァッリは引退を取り消さないとのことだ。
同様にローマのMFダニエレ・デ・ロッシも今のところ復帰の予定はないとされている。代表引退の可能性を示唆していたユベントスのDFジョルジョ・キエッリーニはこのまま続行するようだ。
ディ・ビアジョ監督は代表復帰が噂されているニースのFWマリオ・バロテッリについても言及している。フランスでかつての輝きを取り戻しつつある“悪童”の復帰を望むファンは多い。
「決して除外はしないよ。いつも彼の活躍には注目している。最終決定時に召集するか、評価しようと思う」
「私は誰にも扉を閉ざさない。だが、今のところははっきりとはなんとも言えない」
この2つの試合は、親善試合に間違いない。しかしイタリア代表にとっては、W杯欧州予選敗退の悲痛から抜け出すために大事な一歩になる。親善試合とは思えないほどの熱い戦いに期待したい。
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