Jリーグ 名古屋グランパス

ポドルスキとジョー。ビッグネームを中心とした神戸と名古屋のチーム作りの明暗

名古屋グランパスのジョー 写真提供:nagoya-grampus.jp

 もちろん、ポドルスキも日本でのデビュー戦である昨年7月の大宮戦で2ゴールを決めて、鮮烈な第一印象を残したことは忘れるべきではない。それは今のところ、彼の神戸でのベストパフォーマンスだった。ジョーが開幕戦のような好調を保つことができるのかは、今後数週間に渡って注目していく必要がある。理論上は、名古屋は神戸以上に優勝候補とは遠い位置にいるからだ。

 まだキャリアのピークにいるジョーがワールドカップでのブラジル代表入りを目指していることを考えれば、モチベーションの差も考慮されるべきだろう。ガブリエル・ジェズス(マンチェスター・シティ)の選出は間違いなく、フィルミーノ(リバプール)の方が優先順位が高いため可能性は低いが、もしこの二人に何かあればワールドカップ行きはあり得ないことではない。一方で来日前にドイツ代表から引退したポドルスキは自身のビジネスのプロモーション、メディアの冷遇、昨季最終戦でファンに挨拶するために姿を現さなかったことなど、好調であれば特に問題にならないであろう理由から批判されている。しかし彼にはまだ、失望を残したC大阪でのディエゴ・フォルランのようにならないために状況を変える時間が残されている。

著者:チアゴ・ボンテンポ

1985年生まれのブラジル人ジャーナリスト。サンパウロ在住。幼少期よりスポーツとりわけサッカーを愛する。大学時代にジャーナリズムを専攻し2011年よりブラジル『Globo Esporte』で日本サッカーを担当している。ブラジルのボタフォゴ、アーセナル、そして日本代表の熱烈なサポーターである。将来の夢は日本語を流暢に扱うこと、富士山登頂、Jリーグスタジアムを巡ること。

Twitter: @GunnerTNB

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