マンチェスター・ユナイテッドの元スペイン代表MFフアン・マタが、サッカー界の将来に警鐘を鳴らした。9日の英紙『デイリー・ミラー』が報じた。
給与の1%を寄付する「コモン・ゴール」活動を立ち上げるなど社会貢献への意識が高いマタは、近年のサッカーの過剰な商業化に疑問を呈している。
「最近の子供にはびっくりさせられる。彼らは僕のシューズや、なぜ髪を染めないかについて訊いてくるんだ。なぜクロスボールやボールコントロール、キックの時の体の使い方について訊いてこないんだろう、と不思議に思うよ」
「昔は子供はボールを欲しがったものだった。今はシューズやユニフォームを欲しがって、ボールは持っていないからあまりプレーできない。それでもシューズやユニフォームを見せびらかせるから、それで十分なんだ」
「僕はシューズや髪型について語る人たちを批判しているわけじゃない。ただもっとそれ以外のこと、サッカー自体について語ってほしいんだ」
スター選手からの提言は、果たして子供たちの耳に届くのだろうか。
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