Jリーグ

セレッソ大阪が川崎フロンターレを下しゼロックス杯初制覇。両チームとも新戦力が活躍

 2018年シーズンの始まりを告げるFUJI XEROX SUPER CUP 2018が10日に行われ、昨季初めてJ1リーグを制した川崎フロンターレと、同じく天皇杯で初の頂点に立ったセレッソ大阪が対戦した。

 今季から川崎Fに復帰し、注目が集まるFW大久保嘉人はベンチスタート。両チームとも昨季の主力メンバーが先発に入った。

 前半はC大阪が4-4-2の強固な守備ブロックを基本にした戦いでペースを握る。

 スコアが動いたのは前半26分。右サイドでFW杉本健勇が起点を作り、後ろから走りこんだMF山口蛍へ落としのパス。これをダイレクトでゴール左隅に流し込み、C大阪が先制に成功した。前半はC大阪が1-0とリードして折り返す。

 後半から川崎Fは森谷賢太郎に代えてFW大久保嘉人、MF中村憲剛に代えてMF大島僚太を投入。一方、C大阪はFW柿谷曜一朗とヤン・ドンヒョンを交代した。

 後半立ち上がりは川崎がペースを握るが、48分C大阪がカウンターからMF清武弘嗣が抜け出す。GKとの1対1を制し、追加点に成功した。

 追加点を許した川崎Fだが、3分後の後半51分。ペナルティエリア内のヘディングでの競り合いからPKを獲得。FW小林悠が真ん中に蹴りこみ1点差に迫る。

 しかし、C大阪も後半78分、新加入FWヤン・ドンヒョンのポストプレーから同じく新加入FW高木俊幸がDFの裏へ抜け出しゴール。3-1と突き放す。

 川崎Fも意地を見せる。後半ATにFW大久保嘉人が追撃のゴール。試合終了間際、川崎Fが猛烈な攻撃を見せるが一歩及ばず。このまま3-2でC大阪が勝利。ゼロックス杯優勝で今季初タイトルを獲得した。

 C大阪は新加入のFWヤン・ドンヒョンが1アシスト、FW高木俊幸が1ゴール。川崎Fの新加入FW大久保嘉人も1ゴール。両チームとも新戦力の活躍が目立った試合となった。