ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘン

マテウス氏、ドルトムントのリーダーシップ欠如を指摘「バイエルンではありえない」

 ウインターブレイク後、3試合連続の引き分けで調子が上がらないボルシア・ドルトムント。6位に順位を下げただけでなく、移籍を希望するピエール=エメリク・オーバメヤンの離脱が濃厚となっている。この状況に1990年のバロンドール受賞者でありドイツ代表レジェンドのローター・マテウス氏が苦言を呈したと、ドイツ紙『シュポルト・ビルト』が報じた。

テレビ番組『Sky90』に出演したマテウス氏は、オーバメヤンの移籍を巡る騒動はドルトムントの選手のパーソナリティが原因だとしている。

「ビュルキは自分の問題で精一杯で、ピシュチェクは怪我をしている。シュメルツァーはロッカールームでは静かなキャプテンだ。ドルトムントでいったい誰がオーバメヤンに何か言えるんだ?バイグルか、プリシッチ?つまり誰もいないのさ」

 各選手がクラブ全体のことを考えて行動できていないとした上で、マテウス氏は同様の問題は自身の古巣バイエルン・ミュンヘンではありえないと言う。

「フンメルスなら彼(オーバメヤン)に何か言っただろう。ボアテングでも同様だ。そしてロッベン、リベリー、レバンドフスキ、フィリップ・ラームやシュバインシュタイガーのような選手たちも。今のドルトムントには、船を正しい方向に導く人間が見当たらないんだ」