ラ・リーガ レアル・マドリード

イスコ、故障からの復帰間近もBBC復活ですでに居場所がない可能性大

 徐久にではあるが、不振が続いてたレアル・マドリードのFW陣の調子が戻り始めている。ジダン監督にとっては嬉しいニュースだ。しかし同時に新たな問題が発生している。29日、スペイン紙『マルカ』が報じた。

 故障により離脱していたウェールズ代表FWガレス・ベイルとFWカリム・ベンゼマが復帰し、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとともに構成する“BBC”が27日の第21節で280日ぶりに先発メンバーでそろった。この試合のC・ロナウドの2ゴールでBBCトリオの合計点も400点に到達している。

 ジダン監督をはじめ、選手たちにとっては手放しで喜びたいニュースだ。しかし、スペイン代表MFイスコことフランシスコ・ロマン・アラルコンにとっては大きな問題になりうるかもしれない。この試合で同選手は故障により欠場した。しかし、マドリードは彼抜きで素晴らしい試合を見せたのだ。

 昨シーズン後半はベイルをはじめとするチームメイトが故障で離脱したこともあり出場機会には恵まれた。しかし今季同選手が欠場したほかの試合でもマドリードの動きはよかったこともあり、ジダン監督は同選手にではなくBBCにチームの命運を託す可能性はかなり大きい。

 さらに中盤のポジションにもイスコが位置を見つけるのは難しい。ブラジル代表MFカゼミーロとドイツ代表MFトニ・クロース、そしてクロアチア代表MFルカ・モドリッチでバランスが取れている中盤を変更するリスクはとらないだろう。