昨年のプレーオフでスウェーデンに敗れ、ロシア・ワールドカップ出場を逃したイタリア。イタリアサッカー復権のためにも、次期監督に課される使命は大きい。イタリア紙『ラ・スタンパ』は9日、FIGC(イタリアサッカー連盟)が考えを巡らせる次期イタリア代表監督について、3人の候補者を挙げている。
前任のジェンピエロ・ベントゥーラ監督以降、代表監督のポストは未だフリーのままだ。またFIGC会長の座についても、カルロ・タベッキオ氏の後任選びをしている最中で、非常に複雑な状況となっている。
会長に立候補しているダミアーノ・トンマージ氏が監督の第一候補として考えているのは、元バイエルン指揮官のカルロ・アンチェロッティ氏だという。しかし、アンチェロッティ氏自身はクラブチームでの仕事を希望していると公言しており、口説き落とすのは困難を極めるだろう。
また、トンマージ氏の対抗馬となるガブリエレ・グラビーナ氏とコジモ・シビリア氏の2人については、アントニオ・コンテ現チェルシー監督に期待を寄せているようだ。コンテ監督については、2016年のユーロで一定の結果を残していることに加え、今季終了後にチェルシーを離れるのではないかと予想されており関心が高まっている。
そして、第3候補として名前が挙がっているのは、現ゼニト監督のロベルト・マンチーニ氏だ。この3人が新たなイタリア代表監督候補として有力視されている。なお新監督に対しては、年俸500万ユーロ(約6億7000万円)が支払われることになるようだ。
今月29日にFIGC会長選挙が予定されているが、果たして代表監督のポストには誰が就任するのだろうか。
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