コウチーニョがリバプールに別れの言葉「いつまでも僕の中に在り続ける」

リバプールからバルセロナへと移籍したフィリペ・コウチーニョ　写真提供:fcbarcelona.com

　先日、リバプールからバルセロナへと移籍したブラジル代表FWフィリペ・コウチーニョが、9日に自身のインスタグラムにてリバプールのファンに向けて別れの言葉を綴った。

　4年半リバプールに在籍し、出場201試合で54ゴール46アシストを記録したコウチーニョ。今夏もバルセロナへの移籍が強く噂されながらも実現せず、その半年後に現実になった。しかし、同選手の心の中には、いつまでもリバプールがあり続け、決して忘れはしないようだ。以下に、コウチーニョが綴った内容を記す。

「僕がリバプールにたどり着いたときから、僕と家族は暖かく迎えられ、そしてたくさんの友達を作ることができた。ピッチの内外でクラブやファンの素晴らしさを感じることができた。そして、僕はリバプールのサポーターに対して幸せな時間を届けることができたと思っている。リバプールに移籍した時、僕はクラブの偉大さや歴史の深さは知っていたけれど、僕が本当にここで学ぶことができたことは特別な情熱なんだ。唯一無二だよ。バルセロナでプレーすることは僕にとって夢だから、リバプールを離れる決断をしたんだ。リバプールで過ごした5年間は僕の人生において夢の実現に十分すぎるくらい素晴らしかった。キャリアはまだまだ続くし、バルセロナやリバプールでプレーすることは僕が経験したかったことであると同時に楽しみたかったことでもある。僕はリバプールのサポーターが僕が新たな挑戦をするという選択をしたこと、そしてクラブを蔑ろにはしていないということを理解してくれることを願っている。僕の心から決して消え去っていくことはない。僕はユルゲン（・クロップ監督）を含めチームがシーズンの残りを楽しく、そして成功することを願っている。リバプールは素晴らしいチームであるし、よりよくなるはずだよ。名前を挙げるとキリがないけれど、僕はたくさんの人々に感謝の気持ちを伝えたい」

「僕は寂しいよ。僕に成功するための環境をくれたオーナー、僕に未来を見せてくれたスカウト、そして僕を選手としてだけでなく、人としても成長させてくれた素晴らしいチームメイト、みんなに感謝したい。そして最後に、僕にとって最も大切な人であるリバプールのサポーターに感謝したい。サポーターが僕がどこにいたとしても支えていてくれていたことは、どうやっても思う存分感謝の気持ちを伝えきることができない。いつまでも僕の心の中に在り続けるよ。クラブと街はいつまでも僕の一部さ。You’ll Never Walk Alone.フィリペ」