高校サッカー

高校サッカーベスト4出そろう。各チームの特徴や注目選手をおさらい

 第96回全国高校サッカー選手権、準々決勝が5日に行われ本日6日に埼玉スタジアム2〇〇2で行われる準決勝で戦う4校が出そろった。この記事では各高校の特徴や注目選手を紹介していきたい。

◆流通経済大学付属柏高等学校(千葉)
 昨年優勝校青森山田を倒した長崎総科大附を3‐0で下しての準決勝進出。この試合で先制点を決めたU17日本代表DF関川郁万(2年)を中心に戦い抜いてき3大会ぶりのベスト4入り。関川は「1人で守って点もとれるような選手が評価されると思っている。やっぱり次はヘディングで決めたい」と意気込んだ。名将本田裕一郎監督のもとで夏冬2冠を目指す。

◆矢板中央高等学校(栃木)
 準々決勝で日本文理を1‐0で勝利した矢板中央。この試合では同大会県予選ではベンチ外だったMF山下純平(2年)が結果を残した。山下は持ち前の俊足を生かしたプレーが特徴。高橋健二監督は「県予選後の1ヶ月で波に乗っていた」と起用の理由を語り、決勝点となる今大会初ゴールで期待に応えた。8年ぶりのベスト4の勢いに乗り決勝の舞台へ。

 1試合目、流経大柏(千葉)対矢板中央(栃木)の試合は12:05キックオフ。

◆上田西高等学校(長野)
 今大会のダークホースとして長野県勢初のベスト4進出の快挙。セットプレーに強く、キャプテンのDF大久保龍成を中心とした守備からカウンターサッカーを貫いている。上田西の武器の1つ途中出場で結果を残しているFW田嶌遼介(3年)はアシストだけでなくロングスローの名手としてチームに貢献。強豪相手に自分たちのサッカーを貫いてきた上田西。強豪相手にジャイアントキリングを狙う。

◆前橋育英高等学校(群馬)
 今大会優勝候補の一角。現在大会得点王のFW飯島陸(3年)だけでなくアルビレックス新潟に内定が決まっているDF渡邊泰基(3年)やU18日本代表DF松田陸(3年)DF角田涼太朗(3年)ら鉄壁ディフェンス陣が立ちはだかる。角田は「1年間横の関係を大切にしてきました。1人のミスをみんなでカバーできる様に声を掛け合っていきたいです」と上田西のセットプレーを警戒していた。昨年決勝で0-5で敗戦。悔しさをバネに悲願の初優勝を目指す。

 2試合目、上田西(長野)対前橋育英(群馬)の試合は14:20キックオフ予定