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PSG、FFP回避へ動く。バレンシアにレンタル中のFWゲデスの売却切望

 パリ・サンジェルマン(PSG)はバレンシアにローン移籍中のFWゴンサロ・ゲデスの放出を望んでいるようだ。2日、スペイン『フットボール・エスパーニャ』など複数のメディアが報じている。

 ポルトガル人FWゲデスは夏の移籍市場でPSGから1年の期限付き移籍でバレンシアへ加入。合流直後からコンディションを上げ、チームにフィット。リーグ戦13試合で3ゴール5アシストと結果を残している。

 バレンシアは当然主力として定着したゲデスの完全移籍を希望。しかし、現時点でPSGはゲデスの売却金額を3500万ユーロ(約47.2億円)と見積もっており、バレンシア側が支払うことは困難とみられている。

 PSGはFWネイマールとFWキリアン・ムバッペを高額で獲得したため、ファイナンシャル・フェアプレー制度(FFP)を回避する必要がある。前半戦の活躍で評価を高めたゲデスには複数のクラブが獲得に興味を示しており、PSGは1月中の早期売却を望んでいるとみられている。バレンシア以外のクラブへの売却を進めるようだ。

 バレンシアは2018年夏の移籍市場まで完全移籍の可能性を残すため、買い取りオプション付きの期限付き移籍を再度打診するなど契約延長を目指すようだ。