
インテルのイカルディ起用法
インテルのルチアーノ・スパレッティ監督はイカルディの最大の武器を発揮するため、ピッチを広く使った戦術を用いている。すなわち、MFイバン・ペリシッチ、MFアントニオ・カンドレーバらが繰り出すサイドアタックだ。2人のサイドアタッカーは、ほぼすべての試合でイカルディに多くのチャンスを提供している。
しかし、現在のインテルは深刻な得点力不足。6試合でわずか1点にとどまっている。指揮官も指摘している通り、サイドバックの質的不足は問題だ。DF長友佑都、DFダビデ・サントン、DFクリスチャン・アンサルディ、DFダニーロ・ダンブロージオらはイカルディと長い間過ごしているはずだが、(クロスの質の低さが影響し)ほとんどチャンスを提供できていない。後半戦に向けて、サイドバックからのチャンス演出が増えればさらなる得点量産が期待出来るだろう。
ラツィオのインモービレ起用法
他方、インモービレの援護体制は万全だ。ラツィオはインモービレ最大の武器アジリティ、フィジカルを活かすために、スペースを効率的に利用している。
主にMFルイス・アルベルト、MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチらが構成する中盤が秀逸。通常、両選手はインモービレの後方にポジションを取る。アルベルトは才能溢れるプレービジョンとプレースキルでインモービレへボールを供給し、その間にミリンコビッチ=サビッチが前への推進力を持ってインモービレのサポートに向かう。これが鉄板の形だ。
クラブの財政力を考慮すれば、リーグ2位となる43得点は十分に機能していると言えるだろう。
勝敗の命運を一身に背負い、それぞれのスタイルでゴールを狙う2人のストライカー。シーズン終了時に上に立つのはイカルディかインモービレか。今季もセリエA得点王争いから目を離せない。
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