マンチェスター・ユナイテッド レアル・マドリード

欧州5大リーグの優勝争いはクリスマス前で決着済?もつれているのはセリエAのみ

 欧州各国リーグ戦はプレミアリーグを除きクリスマス休暇に突入している。まもなくシーズンも折り返し地点を迎えるわけだが、今季は例年のように迎えることが難しい状況になっている。なんと、欧州5大リーグではセリエAを除いたリーグのタイトル争いがあるクラブの独走状態になってしまっているのだ。

 プレミアリーグではマンチェスター・シティが無類の強さを発揮しており、2位マンチェスター・ユナイテッドに13ポイント差をつけている。リーガ・エスパニョーラでは首位バルセロナが先日行われたレアル・マドリードとの「エル・クラシコ」に勝利したこともあり2位アトレティコ・マドリードとは9ポイントの差が開いている。ブンデスリーガでは前人未到の6連覇を狙うバイエルン・ミュンヘンが序盤のつまずきから見事に立ち直り、いつの間にか2位シャルケに11ポイント差をつけるまでになっている。そして、リーグ・アンでは昨季モナコに5連覇を阻まれたパリ・サンジェルマンが、夏の大型補強の成果が十分に発揮されたこともあって2位モナコとの勝ち点差を9としている。

 一方、セリエAでは首位ナポリと2位ユベントスの差が僅か1ポイントであり、また3位インテルとも5ポイントしか差がなく、優勝争いは全くわからない状態になっている。クリスマス前に英・西・独・仏ではタイトル争いが半ば終了してしまったような雰囲気になっているが、果たして今季終了後はどのようになっているのだろうか。非常に注目が集まる。