ブンデスで戦う“侍13選手”の独紙評価
ブンデスリーガ、2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)で戦う侍13選手の現地評価を紹介する、このコーナー。ドイツ誌『キッカー』オンライン版の編集者であるキム・デンプフリングによる監修のもと、同紙の採点と現地評価を紹介する。『キッカー』採点は最高点が1、最低点が6となる。30分以上プレーした選手のみ採点を受ける。
著者:キム・デンプフリング ドイツ誌『キッカー』オンライン版の編集者。日本語を勉強していたこともあり、大阪で1年間の留学、徳島で1年間の仕事を経験している。スポーツ報知などの日本メディア向けのブンデスリーガの特派員としての経験を経て、日本代表FW乾貴士(アイントラハト・フランクフルト所属時)や大迫勇也(1860ミュンヘン所属時)といった選手の通訳としても活躍した。
武藤嘉紀(採点5)
武藤はブレーメン戦で先発出場を果たしたが、良い仕事は出来ず、60分には途中交代している。DFBポカールのカップ戦では、30分間のプレー時間で、それよりかは良い働きをし評価点2.5を得た。
香川真司(採点2)
香川はホッフェンハイムとの試合で90分間にわたり素晴らしい活躍を見せた。最も恐い攻撃的選手であっただけでなく、2ゴールをアシストしている。63分にはペナルティエリアでファールをもらい、このPKをオーバメヤンが落ち着いて決めた。終了間際にはプリシッチへ絶妙なパスでアシストを記録している。DFBポカールでのバイエルン戦も香川は先発出場したが、バイエルンは今のドルトムントには強すぎる相手だった。ブンデスリーガの首位を走るバイエルンが、準決勝への駒を進めた。
大迫勇也(採点なし)
大迫は肺炎により、今季ケルンのブンデスリーガ初勝利ヴォルフスブルク戦を欠場した。
長谷部誠(採点なし)
長谷部はインフルエンザによって、2-2のドローに終わったシャルケ戦を欠場している。しかし、DFBポカールのハイデンハイム戦では先発出場。センターバックとして120分間出場し、チームの準決勝進出に貢献した。
鎌田大地(採点なし)
鎌田も長谷部と同様に、シャルケ戦をインフルエンザのため欠場。DFBポカールもスカッドには入らなかった。
酒井高徳(採点4)
ハンブルガーSVのキャプテンである酒井高徳は、グラートバッハ戦で先発出場し、90分間走り続けた。しかし、チームは今季10敗目を記録している。
伊藤達哉(採点なし)
伊藤はグラートバッハ戦では出場機会は得られず、90分間ベンチに座り続けた。
原口元気(採点なし)
原口はライプツィヒ戦で数週間ぶりにメンバー入り。71分にカルーと交代で途中出場するが、あまりいい印象は残せていない。チームは3-2で勝利している。
浅野拓磨(採点なし)
浅野はバイエルン戦で82分に途中出場。しかし、大きなインパクトは残すことが出来ず、試合は0-1で敗れている。DFBポカールのマインツ戦でも73分に途中出場。同様にあまり活躍できていない。
宇佐美貴史(採点4)
宇佐美はブラウンシュバイク戦で42分に途中出場。しかし、注目に値するプレーはなかった。
内田篤人(採点なし)
内田はインゴルシュタットとの試合を欠場している。
関根貴大(採点なし)
関根はウニオン・ベルリンとの試合にメンバー入りすることは出来なかった。DFBポカールのパーダーボルン戦も同様である。
宮市亮(採点なし)
宮市は6月に十字靭帯を断裂し、回復を待っている。
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