プレミアリーグ アーセナル

アンパドゥ、チェルシーで脅威のスピードで成長を続ける新星。

 プレミアリーグの4部に相当するエクセター・シティより今夏の7月1日にチェルシーへ移籍した17歳のMFが驚異的なスピードで成長を続けている。20日、英紙『デイリー・メイル』が報じた。

 イーサン・アンパドゥは父にアーセナル・アカデミーで指導者を勤めるクワメ・アンパドゥ氏を持つため当初はアーセナル移籍が有力視されていた。他にもリバプールやマンチェスター・ユナイテッドなどの強豪クラブがこぞって彼の獲得へ望んだが最終的にはチェルシーと契約にいたった。

 そこからの彼の成長は凄まじい。9月にはEFLカップのノッティンガム・フォレスト戦でスペイン代表MFのセスク・ファブレガスと交代出場を果している。これにより同選手はクラブ史上初のトップチームでプレーした2000年代生まれの選手となった。

 そして10月にチェルシーでの初スタメン出場をすると11月にはウェールズ代表デビューにも成功している。12月には交代出場での短い時間だがプレミアリーグでの初出場も果している。

 チェルシーが2-1で勝利した20日のEFLカップ準々決勝ボーンマス戦ではスタメンで出場しフルタイム戦いぬいている。試合後のインタビューでともにプレーした守備陣の助力に感謝した同選手はチェルシーという世界有数のスター選手がそろうこのクラブで学べることが沢山あると語っている。

 同選手からはそのライオンのたてがみのような髪型は威風堂々とした印象を受けるが17歳という若さながら中盤から吼えるように指示を出す姿はまるで熟年の選手のようだ。エクセスターのティズデール監督は「35歳の選手のようにプレーする」という言葉が彼に対する最大の賛美だと語った。