ブンデスリーガ ラ・リーガ

香川、レアル相手にゴール演出もチームは8試合未勝利。Cロナは今季CL全試合得点

 UEFAチャンピオンズリーグ・グループH、2位レアル・マドリード対3位ボルシア・ドルトムントが7日に行われ、マドリードが3-1でドルトムントを下した。

 マドリードはグループリーグ第5節終了時点で決勝トーナメント進出が確定済み。一方、ドルトムントはヨーロッパリーグ出場権を獲得に向けた3位争いに挑んだ。香川真司は攻撃陣の一角として先発フル出場を果たしている。

 試合は前半立ち上がりからマドリードが支配。前半8分、左サイドを駆け上がったC・ロナウドがグラウンダーでクロス。これをイスコがファーへ流す。最後はボルハ・マジョラルが冷静にゴールへ流しこみ、マドリードが先制に成功。

 マドリードの攻勢は続く。前半12分、MFコバチッチからペナルティエリア左外のC・ロナウドへボールが渡る。DFをかわして放ったミドルシュートは見事な放物線を描き、サイドネットに突き刺さった。これでC・ロナウドはグループリーグ全試合得点を偉業を達成した。

 終始押されていたドルトムントだが前半42分、高い位置でプレッシングをかけると、シュメルツァーがインターセプトに成功。ピンポイントのクロスをオーバメヤンがヘディングで流しこみ、1点差に詰め寄る。このまま2-1でマドリードがリードして、ハーフタイムを迎えた。

 後半立ち上がり3分、サヒンの縦パスを香川真司がダイレクトで華麗なヒールパス。オーバメヤンがこれを押し込み同点に追いつく。その後、こう着状態が続いた後半35分、ペナルティエリア外からルーカス・バスケスが放ったシュートがゴール左端に吸い込まれ、これが決勝点。このままスコアは動かず試合終了。マドリードがドルトムントに3-2で勝利した。

 グループHのもう1試合、4位のアポエルが首位トッテナムに0-3で敗れたため、ドルトムントのヨーロッパリーグ進出が決定。ヨーロッパリーグ出場権を獲得したドルトムントだが、チームはこれで公式戦8試合未勝利。泥沼の絶不調から抜け出すことはできなかった。次戦は中2日でブンデスリーガ第15節ベルダー・ブレーメン戦。ミッドウィークにはマインツ戦を控えている。