セリエA ナポリ

ナポリ、終了間際の痛恨被弾で逆転負け。GS3位でELラウンド32へ

 UEFAチャンピオンズリーグ第6節・フェイエノールト対ナポリが日本時間7日未明に行われ、フェイエノールトが2-1で勝利している。

 第5節を終え2位シャフタール・ドネツクと勝ち点差3となっていたナポリ。このフェイエノールト戦での勝利、かつシャフタール・ドネツクの敗北がグループステージ突破の条件となっていたが、ナポリは主力であるFWロレンツォ・インシーニェ不在の中でこの大事な一戦に臨んだ。

 そのナポリは試合開始早々の2分、MFアマドゥ・ディアワラのFKにファーサイドでDFラウール・アルビオルが頭で落とすと、フェイエノールト守備陣がクリアすることができず。最後はFWピートロ・ジエリンスキが押し込み、先制点を奪う。追加点を狙うナポリは19分、中央ペナルティエリア手前でパスを受けたFWドリス・メルテンスが裏のスペースを狙う浮き球のパスを出すと、これにFWホセ・カジェホンが反応し、フェイエノールトのGKケネト・フェルメールが間合いを詰めて素早くシュートコースを消す。そのフェルメールが弾いたこぼれ球をハムシクが押し込もうとするもフェイエノールト守備陣が間一髪クリアする。ナポリが決定機を作りながらも追加点を奪えないでいると33分、右サイドからFWスティーブン・ベルハイスがあげたクロスにFWニコライ・ヨルゲンセンが頭で合わせ、同点に追いつく。

 前半を1-1で折り返すと、後半はナポリがフェイエノールトを自陣に押し込み多くのチャンスを作るもなかなか勝ち越しには至らない。すると後半アディショナルタイムの91分、後半ここまで集中した守備で得点を許さなかったフェイエノールトは右サイドのCKからニアサイドでDFレナト・タピアが頭で反らすと、最後はDFジェリー・シン・ジュステのヘディングシュートがゴール右隅を揺らす。試合はこのまま2-1で終了し、劇的な形で勝ち越しに成功したフェイエノールトが勝利を収めた。

 またシャフタール・ドネツクはすでにグループステージ突破が決まっているマンチェスター・シティと対戦し、2-1で勝利した。この結果、ナポリはグループステージ3位でヨーロッパリーグ・ラウンド32に回ることとなり、シャフタール・ドネツクが2位でCLラウンド16に駒を進めている。