難関CL決勝Tに驚異の進出力。ベンゲル、アッレグリ…CLベスト16連続出場監督6選

サッカー界最高峰の舞台チャンピオンズリーグ（CL）実力だけでは勝ちきれない、世界で最も勝ち取るのが難しいタイトルとして知られている。しかし、中には決勝トーナメントに毎年のように導く名将たちがいる。今回はCLラウンド16連続出場監督6選をご紹介する。

カルロ・アンチェロッティ

2003/2004~2007/2008（5回連続）

黄金期のミランを率いて5シーズン連続のCLベスト16進出を果たしている。2006/2007シーズンにはリバプールに雪辱、ミランを7回目のCL王者に導いた。現在はバイエルン・ミュンヘン監督を解任されて以降フリーとなっており、去就に注目が集まっている。

アレックス・ファーガソン

2006/2007~2010/2011（5回連続）

ユナイテッドで1986年から2013年まで長期政権を築いたファーガソン氏。ファギーの愛称でファンから愛されている。2007/2008シーズンにはCL制覇へとチームを導いた。数々の栄誉から英国王室より“ナイト”の称号を与えられている。

ラファエル・ベニテス

2004/2005~2008/2009（5回連続）

就任初年度にCL制覇へとリバプールを導いた。決勝のミラン戦では劇的な逆転勝利を成し遂げ、会場がイスタンブールだったことから“イスタンブールの奇跡”と呼ばれている。2010年までリバプールで指揮を執り続け、現在はニューカッスル・ユナイテッドの監督を務めている。

ジョゼ・モウリーニョ

2008/2009~2014/2015（7回連続）

ポルトで名を挙げたモウリーニョ氏はチェルシー監督に2004年就任している。2008/2009シーズンから2014/2015シーズンまでチェルシー、インテル、レアル・マドリードの3つのメガクラブをCLベスト16に導いてきた。2009/2010シーズンにはインテルをCL王者に導いた。現在はマンチェスター・ユナイテッドの監督を務めている。

マッシミリアーノ・アッレグリ

2010/2011~2017/2018（8回連続）

2010/2011シーズンからミランの監督に就任したアッレグリ氏。2013/2014シーズンに解任されるまでミランをCLベスト16に導き続けた。アントニオ・コンテ氏の後を継ぎユベントス監督に就任していこうは現在に至るまでCLベスト16進出を掴み続けている。しかし、CL優勝経験はない。

アーセン・ベンゲル

2003/2004~2016/2017（14回連続）

名古屋グランパスの監督を務めたことがあるベンゲル氏は1996/1997よりアーセナル監督に就任し、現在に至るまでチームを率い続け長期政権を築いている。近年では度重なるCLベスト16での敗退を揶揄されることも多かったが、偉大な記録であることに揺るぎはない。2016/2017シーズンにCL出場権を逃したことにより、偉大な記録は途切れてしまった。