セリエA

更正したイブライモビッチ。イメージチェンジのためのビデオを作成?

 マンチェスター・ユナイテッドFWのズラタン・イブラヒモビッチはそのダイナミックかつ美しいプレーは世界中のファンを魅了する。そして彼の“唯我独尊”的な人柄や物言いもファンの心をつかんで離さない要因でもある。しかし36歳になったズラタンはそのイメージを払拭しようとしているのかもしれない。1日、英紙『ザ・サン』が報じている。

 長期の故障に悩ませれていたが先月復帰を果すことができたイブラヒモビッチ。数々のクラブを渡り歩き活躍してきた“優勝請負人”はその強烈な発言で知られる。特に有名なエピソードとしてはスウェーデン1部のアルスベンスカン所属時代にアーセナル移籍が目前となっている際にトライアルを受けるべきとベンゲル監督に言われ「俺にオーディションは必要ない」と言い放ったことだ。

 スウェーデンが2014年のワールドカップ出場に失敗した際の発言もよく知られる。自信に満ち溢れる発言なのだが、「確かなことは、俺のいないワールドカップに価値なんてないってことだ」とかなり強烈なものになっている。

 そのほかにも様々な発言で知られるイブラヒモビッチだが自身のtwitter上で“イメージ払拭”の為のビデオを公開している。その中で“新しい広報代理人”であるデックス・カリントン氏に今までの発言はある人たちには攻撃的であると諭されいくつかの発言を言い直している。

 昨シーズンにプレミアリーグ最高のFWは誰かと問われたときに同選手は“強い”ロメル・ルカクか“中々いい”セルヒオ・アグエロだと答えた。そしてなぜそのリストに自身が入っていないのか問われた際に彼は「ライオンは彼ら自身と人間を比較しない」こう答えた。ビデオ内ではそれを言い直し、「ライオンは彼ら自身と人間を比較する」としている。

 順調にその“イメージを払拭”するイブラヒモビッチ。しかしアヤックス所属時からの確執が知られる元ノルウェー代表FWヨン・カリュー氏に対する発言に関しては「カリューがサッカーボールでするテクニックぐらい俺はオレンジでもできるよ」を『ズラタンがサッカーボールでするテクニックは、ヨン・カリューも・・・まあある程度はできるかな」にとどまっている。

 このビデオはもちろん“公式”なものではない。ノルウェー人のコメディアン、ライターそして俳優であるデックス・カリントン(芸名)とのコラボレーションである。これからも“悪童”は変わらない。