代表チーム ラ・リーガ

未だ遠いベンゼマのフランス代表復帰「まるで犯罪者であるかのように扱われている」

 レアル・マドリードに所属するフランス人FWカリム・ベンゼマは、2015年に起きた一連の事件の関係で現在も代表招集が見送られ続けている。そんな同選手についてフランスのテレビ局『キャナル・プリュス』がドキュメンタリーを作成し、現状を伝えている。

 2015年11月に当時フランス代表で同僚だったマテュー・ヴァルブエナを恐喝した容疑にかけられ、逮捕されたベンゼマはフランス国内でも同選手の代表復帰待望論が出ているものの、実現には至っていない。

 ドキュメンタリーの中でベンゼマは「孤独に感じ、サッカーや他のもの全て失った状態ではまるで犯罪者のようだ。今ここで僕は何をしているんだ?」と自問しながら、苦しんでいる現状を表現した。また、ドキュメンタリー内では監督を務めるジネディーヌ・ジダン、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやスペイン代表DFセルヒオ・ラモス、ブラジル代表DFマルセロ、そしてウェールズ代表FWガレス・ベイルといったマドリードの仲間たちも登場している。

 C・ロナウドは「僕は彼がロシア・ワールドカップに出場することができることを願っている。なぜなら、彼は本当に素晴らしいからだ」と語り、ジダンは「彼は常にフランス代表のことを考えている。トラブルはあったが、彼が代表に捧げる姿を見るべきだ」と話した。果たして来年ロシアの地でベンゼマの姿を見ることができるのかどうか、注目が集まる。