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PSG、FFP規則への抵触回避に向け選手売却へ。放出候補はデ・マリアなど数選手

 パリ・サンジェルマンが数選手の売却を視野に入れているようだ。8日、フランス紙『ル・パリジェン』が伝えている。

 今夏PSGは、2億2200万ユーロ(約290億円)でバルセロナからFWネイマールを獲得。さらに同クラブは、モナコから買い取りオプション付きのレンタルでFWキリアン・ムバッペを獲得しており、来夏には移籍金の1億8000万ユーロ(240億円)を支払う必要がある。ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規則への抵触を避けるためにも選手売却は優先事項となっている。

『ル・パリジェン』は、PSGが今冬にもFWアンヘル・ディ・マリアとMFルーカス・モウラの売却を検討しているのではないかと予想。ディ・マリアにはバルセロナを始め、ビッグクラブが獲得に動いていた経緯があり、実際に売却となれば数多くのクラブからオファーが届くだろう。問題視されるのはその移籍金だが、PSGは両選手の移籍を成立させた上で8000万ユーロ(約110億円)の収入を見込んでいるようだ。

 一方、イタリアメディア『トゥット・メルカート』では、MFルーカス・モウラとMFハビエル・パストーレを売却し、5000万ユーロ(約66億円)を捻出するとの見解を報じた。パストーレはイタリアのパレルモでプレー経験があり、セリエAを十分に把握している。そのためインテルが興味を示している模様だ。

 夏の移籍市場でサッカー界を賑わせたPSGだが、1月には選手の放出で話題となりそうだ。同クラブの売却プランに注目が集まる。