スペイン大手メディア『マルカ』はエイバル所属MF乾貴士の行動を賞賛し、日本文化についても紹介した。
リーガ・エスパニョーラ第9節でエイバルはレアル・マドリードと対戦し、3-0で敗れた。同試合の後半54分、乾はペナルティーエリア内でマドリードMFカゼミーロに倒されたが笛はならず。現地メディアでは誤審ではないかと物議を醸した。
試合後、エイバル指揮官ホセ・ルイス・メンディリバル監督は『マルカ』の取材に「タカシは私にPKではないと話したよ。彼は嘘をつかないからね。しかし、戦いの中では少し欠けている部分だ」とコメント。
『マルカ』は乾貴士の行動を賞賛。同選手がスポーツマンシップに則った行動をしている理由を日本文化と絡めて説明した。
「日本のアスリートは結果よりもベストを尽くすことが重要であると教えている。日本人は1000年の文化を持つ”武士道”に多くの影響を受けているからだ。”義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義”からなる道徳教育を大切にしている」
「日本のスポーツ選手にとって嘘をつくこと、不正行為は許されない。だから、日本人サッカー選手はシミュレーションをしない。乾は2011年にボーフムへ移籍して以来、欧州サッカー界に属しているが、不正行為をすることはないだろう。オリンピックにおいて日本人のドーピングが1度もないことがその証明だ。競争することを学ぶ素晴らしい文化だ」
コメントランキング