セリエA ミラン

モンテッラ、惜敗に怒りも復調の兆しを見せるチームに手ごたえ。終了間際のPKも批判

 セリエA第8節のインテル対ミラノは3-2でインテルが勝利している。対するミランはこれによって3連敗と不調だがビンチェンツォ・モンテッラ監督は消極的にはならず巻き返しを決して諦めていない。15日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

 この試合は終了間際のPK含む3点をあげたイカルディの活躍もあり3-2でインテルが競り勝った。敗れたものの攻撃陣には復調の兆しが見えていたミランはこの試合でも2回インテルに並ぶ事に成功している。それだけにモンテッラ監督はこの終了間際のPKに同監督は納得がいかない様子だ。

「リカルド(ロドリゲス)は(インテルDFダニーロ・ダンブロージオを)下に引張らなかったよ。ダンブロージオは上手に”演技”したね。こういう風に負けるのには本当に腹が立つ。次の試合からは私たちにもこういうPKが与えられることを祈ってるよ」

 モンテッラ監督は皮肉交じりにPKの判定を批判し、この惜敗に対する不満を述べた。しかしチームが2回同点に追いついたことや、後半に数々のチャンスを作り出すことに成功していることに関して手ごたえがあるようだ。

「私は今晩のプレイに関しては誇りに思うよ。誇りをもって反撃することが出来たし”ミラン魂”を見せることが出来たと思う。ただそれに結果がついてこなかった」

 この敗北によってインテルに勝ち点10そしてチャンピオンズリーグ出場圏内の4位から7点も離されたミラン。しかしモンテッラ監督は諦めていない。

「順位を見ると不可能のように見えるかもしれない。しかしこの試合、選手たちは質の高さを見せてくれた。セリエAはまだ長い。私はまだまだ可能性があると確信している」