ポジション・プレースタイル
しかし、サイドバックとしてのプレースタイルは異なる。ザッパコスタの方がより攻撃的で、スピードもあり、運動量も優れている。また、走りながらうまくシュートもクロスも放つことができる。昨季シニシャ・ミハイロビッチ監督のもと、5回のアシストを記録した。一方で、ダルミアンは3シーズンで3度のみにとどまっている。
EURO2016においてイタリア代表のバックアップメンバーとしてザッパコスタを選んだコンテ監督にとっては、彼は理想的な補強といえる。現在は他の選手よりも目立っていないが、戦術的な練習に勤しみ、真面目で継続的に素晴らしいプレーを見せている選手だ。このような練習のおかけで、必ず成長する。
ユベントスでコンテのもと飛躍したエマヌエレ・ジャッケリーニも、チェルシーで復活したビクター・モーゼスも同じだった。カラバフ戦で決めたゴールを分析すると、ザッパコスタの特徴が理解できる。パワーと前進力。ボールを蹴りながらも、ボール抜きでも。しかし、最後の数mでの戦術的なプレーが、より上達するだろう。
カラバフ戦の「Coast to coast(ゴールラインからゴールラインへ)」の影響で過去のスター選手たちのゴールと比較された際も、ザッパコスタは素朴に「凄いゴールを決めたけど、実はクロスのつもりだったんだ」と言い放った。ザッパコスタにはバスケットボールをしていた母と兄がおり、NBLのスター選手ステフィン・カリーの大ファンだ。彼は手でも脚でもボールをゴールに入れることは簡単そうで難しいことであることを理解している。
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