ローマのキャプテンを務めるイタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシは、セリエAのライバルクラブであるインテルへ移籍する可能性があったことを認めた。23日、『フットボール・イタリア』が報じている。
デ・ロッシはローマ下部組織出身の34歳。2001年にトップデビューして以降、16年間ローマ一筋でプレーしている生え抜き選手だ。フラッチェスコ・トッティ氏の引退に伴い今季からキャプテンに就任している。
クラブ愛の強いことで知られるデ・ロッシだが、他クラブでプレーしてみたいという気持ちは隠していない。昨年にはセリエAのライバルクラブであるインテルへ移籍する可能性もあったようだ。
「昨年退団するつもりだった。長い間クラブから(契約更新の)連絡がなかったからね。ローマでのプレーは幸せな記憶として残り、ビックオファーを受けた他のイタリアのクラブへ移籍するつもりつもりだった。でも、僕の心と愛がそれをさせなかった。」
また、引退のタイミングについて尋ねられたデ・ロッシは来期以降についてはまだ何も決まっていないことを明らかにした。
「トッティが引退した時のような素晴らしい1日を体験したいとずっと思っていた。ファンと一緒にそういった瞬間を共有するのは素晴らしい。しかし、同時に他の場所でプレーする経験をしてみたい気持ちもあるんだ。ローマで16年間もプレーするということは本当にタフで辛い仕事だ。引退するタイミングと場所はまだわからないよ」
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