ジェイ・ボスロイドが語るプレミアリーグ展望
著者:ジェイ・ボスロイド
ロンドン北部イズリントン出身。元イングランド代表。アーセナル下部組織出身で2000年にコベントリー・シティでプロキャリアをスタートさせた。ペルージャ、カーディフ、QPRらで活躍し、2015年にジュビロ磐田に完全移籍。J2リーグ得点王に輝き同クラブのJ1復帰へ大きく貢献した。2017年7月1日より北海道コンサドーレ札幌でプレーしている。
5試合が終わったばかりのプレミアリーグだが、今シーズンのタイトル争いはマンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドに加え、私の見解ではベストなメンバーを揃えるチェルシーの3チームに既に絞られたのではないかと思っている。
マンチェスターの両チームは新監督就任のシーズンを終えた。昨シーズン、両チームの選手たちは新しいシステムに順応しなければならず、当然のことながら、両監督は自身の希望する選手たちを獲得しょうと試みた。彼らは既に2度もしくは、3度の移籍期間を過ごし、新加入選手たちはそのクオリティをピッチ上で証明して見せた。私はここまで両チームともに良いシーズンを過ごしてきたと考えている。
特に昨シーズンはあまり目にすることができなかった、シティのガブリエル・ジェズスとセルヒオ・アグエロのコンビネーションはチームにとって大きなプラスとなっている。ケヴィン・デ・ブライネは1列後ろの中盤にポジションを移し、より多くボールに触れ、より大きな影響を試合にもたらしている。彼は自由自在にあらゆる距離のパスを出すこともできる。
ウインガーのようなサイドバックともいえる、バンジャマン・メンディとカイル・ウォーカーの加入はバックラインに大きな変化をもたらした。ペップ・グアルディオラ監督はパスを繋いで得点を目指すバルセロナ時代のスタイルを取り戻した。
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