パチューカにとって非常に苦しい数週間となってしまった。
現地時間16日土曜日にアウェイのレオン戦で1-3の敗北を喫した。リーガMXで3連敗となり不調が続いている。上位8位に入ってプレーオフに進出するチャンスがあるとはいえ、最近の試合内容は良いものではない。
残念ながら、新加入の本田圭佑についても同じことがいえる。
8月22日の素晴らしいデビュー戦以降、本田は期待に応えているとはいえない。負傷からの復帰や日本代表戦による移動の疲れという理由もあるかもしれないが、それでも本田が今回もリーグ戦のスタメンに入れなかったことは気がかりだ。
本田の代わりに、メキシコの有望若手MFであるビクトル・グスマンがトップ下で先発した。ただし、グスマンがチャンスを作れなかった。チームが1-3と劣勢になった状態にも関わらず、本田は78分にようやく3人目の交代枠で投入された。
イギリス『フットボール・レーダー』メキシコサッカー担当のオリバー・ダックスブリー氏が「パチューカはプレッシングしつつもチャンスを作っていない。本田を投入すれば決定機が増えるかもしれない」とTwitterにて語っている。
今夜は出場しないと思われていたが、78分にようやく本田がピッチに投入された。ただし、同選手には15分間も与えられず、チャンスを数回しか作れなかった。
試合結果は本田とパチューカだけでなく、レオンのホームスタジアムであるエスタディオ・ノウ・カンプまで足を運んだ数百人の日本人にとっても残念なものだった。
ESPNメキシコによると本拠地のグアナファト州に約2400人の日本人が在留しているようで、多くの人が自国のスター選手を応援しに観戦したことは当然だった。しかし、サポーターが望んだ結果とは異なっただろう。
この先スタメンとして再びパチューカのユニフォームで輝くのは本田の使命だ。出場時間が長くなるのは時間の問題だが、期待に応えるかどうかは本人のプレー次第だ。
今週はコパMXの決勝トーナメントが始まる。20日にパチューカがホームでCDサカテペクと対戦する。チーム初のコパ優勝に向けて、先発濃厚の本田にさらなる注目が集まっている。
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