セリエA

「イグアインは10人抜いてゴールなんてできない」W杯制したトーニがセリエAのFW陣を分析

 2006年ワールドカップ優勝を経験する元イタリア代表FWルカ・トーニ氏が、ミラン、ユベントス、インテルのアタッカー陣についてインタビューに答えた。14日のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が紹介している。

 現役時代にセリエAとブンデスリーガ含め3度、得点王に輝いた経験を持つイタリア屈指のストライカーは、現在ミランのFWパトリック・クトローネに注目しているようだ。

「クトローネは良い選手だ。ペナルティエリアで確かな能力を示しているね。運動量も多く、ベストなタイミングでいい仕掛けをしているよ」

 またユベントスのゴンサロ・イグアインについては、お膳立てしてくれる選手の必要性を感じている。

「彼は個人で決定的な仕事ができる選手ではない。アシストする仲間が必要だ。メッシのように10人抜いてゴールするなんてことはできないからね」

 そして、今季のインテルで好調ぶりを発揮しているマウロ・イカルディを欧州でもトップクラスだと評価している。

「彼には、“ゴールを決めるための血(素質)”が流れている。それは、数字(第3節までに5得点)が物語っているだろう。常に得点を上げているし、能力の高い選手だ」

 さらに得点ランキングに関しては、「イカルディとイグアインの勝負になるだろう」と、自身の予想を述べた。