本田圭佑の交代時にはブーイング
本田はプレーメーカーとしての役割を背負い、試合の経過とともにより高い位置でプレーしていった。67分のフランコ・ハラの得点によって逆転への光がわずかにみえたが、パチューカはそれ以上相手のネットを揺らすことができなかった。
結局、本田は73分に交代されてベンチへ戻った。ボールの配給が良かったとはいえ、彼はもっとアグレッシブなプレーをみせられたはずだろう。ピッチを去る彼に対して、スタンドに立ってるパチューカファンからは怒りの口笛が聞こえた。
本田へのブーイングは彼自身のパフォーマンスに対する不満だけだったのだろうか。それとも逆転勝利のために彼を残すべきだという采配へのブーイングだったのか。本田がメキシコにやってきた際の期待度を考えると現状のパフォーマンスに満足ができないファンがいてもしかたないだろう。
しかし、グアダラハラ戦を前に警告するメディアもあった。木曜日にメキシコの大手スポーツニュースサイト『メディアテンポ』は、先週行われた国際試合期間によって多くの選手のパフォーマンスは下がると警告した。「一番最悪のケースは60時間と約4万2千キロの移動距離を耐えた日本の本田圭佑だ」とライターのホゼ・アンドレス・ディアスが指摘した。
これらの状況を考慮すると、本田の対する判断は保留する方がよいだろう。それでもここ数試合の低パフォーマンスを考えるとシマロネス・デ・ソノラ戦はよりモチベーションを高くもって挑む必要があるだろう。
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