今夏の移籍市場で何かと話題を提供していたバルセロナ。移籍市場が閉幕した今、今夏同クラブへの移籍が噂されるも実現しなかった選手を2日、スペイン『マルカ』が伝えている。
今夏、バルセロナは移籍市場で忙しい日々を過ごした。その理由はネイマールが史上最高額でパリ・サンジェルマンへと移籍したからである。同選手がクラブを離れて以来、代役探しに奔走し、またかねてから補強が必要と言われてきた中盤の選手の獲得にも動いた。
まず市場開幕ごろに噂された選手は、PSGに所属するイタリア代表MFマルコ・ベッラッティとアーセナルに所属するスペイン代表DFエクトル・ベジェリン。前者は昨夏も噂されており、本人も移籍に前向きと報じられていたが、代理人の暴走によりベッラッティ本人がPSGのクラブ公式TVで謝罪。その結果、残留となった。後者は、ベンゲル監督に重宝されていることでアーセナルが放出を拒否した。
ネイマールがクラブを離れた後、リバプールに所属するブラジル代表FWフィリペ・コウチーニョやPSGに所属するアルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリア、ドルトムントに所属するフランス代表FWウスマン・デンベレの獲得が噂された。デンベレは実現したものの、コウチーニョは1億6000万ユーロ(約209億円)で獲得を試みたがクラブが頑なに放出を拒否。ディ・マリアに関しては、バルセロナが提示したオファーにPSGが納得できず、破談した。
また、「アフリカのシャビ」の異名を持つニース所属のコートジボワール代表MFジャン・セリの獲得も失敗に終わった。『マルカ』は言及していないが、移籍最終日にパウロ・ディバラ獲得のオファーを出し、これをユベントスが拒否したともみられている。
市場閉幕間際にバルセロナのフットボールディレクターであるロベルト・フェルナンデス氏が「1人か2人まだ獲得する」と発言していたが、結果的には実現せず、今夏の補強は終了した。
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