センターハーフ
今年は卓越したセンターハーフが多く、2名のみの選出は難しかった。
まずはC大阪のソウザだ。試合を決める場面では使われないが非常に一貫性があり、ほぼ常に平均的なパフォーマンスを上回っている。柏の大谷秀和も“汚れ仕事”をする選手として、同様の役割を果たしている。
他にハイレベルなプレーをする選手としては、鹿島のレオ・シルバや神戸のニウトンといったブラジル人選手、2016年Jリーグベストヤングプレーヤー賞の井手口陽介(G大阪)、磐田の名コンビである川辺駿とファズィル・ムサエフらが挙げられる。
トップ下、ウイング
攻撃的ミッドフィルダーには、もともと他のポジションだがMVP候補とみなすことのできる2選手を挙げる。
川崎FのFW小林悠は今年初めにキャプテンの腕章を受けて以来レベルアップしているようだ。主に右サイドで広くプレーし、同クラブで最も輝くスターとなった。ゴールを決めるだけではなくアシストでもJ1をリードしている。
C大阪の山村和也については学ぶ必要があるケースだ。鹿島に解雇された不器用なセンターバックから、リーグでも最も破壊的なミッドフィルダーの1人に転じたのだから。彼が現在首位のチームにおける最高得点選手だと誰が信じられるだろうか?
彼らをバックアップする選手には、まずG大阪の倉田秋を挙げる。最近の日本代表試合では芳しくないが、多様な能力と思い切りの良さが極めてチームに役立ってきた。また生きのいいサプライズとして、横浜Fのクエンテン・マルティノス。キュラソー出身のスピードスターで少しばかり齋藤学やダビド・バブンスキの影に隠れていたが、ポルトガル出身のウーゴ・ヴィエイラと並んでチームで最も効果的な選手である。
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