かつて元日本代表MF中田英寿も所属したフィオレンティーナがクラブ売却に進んでいる。26日、クラブ公式サイトにて発表した。
フィオレンティーナは革靴の高級ブランド「TOD’Sグループ」を経営する大富豪であるデッラ・バッレ一族がオーナーを務めている。2002年にディエゴ・デッラ・バッレ氏がフィオレンティーナの破産を受けて新たに設立されたフロレンティア・ビオラの経営権を買い取った。同氏はセリエC2からの船出だったが翌年にはフィオレンティーナの商標を買い戻し、現在のフィオレンティーナを誕生させたクラブの功労者だ。
しかし、息子であるアントニオ氏率いるクラブフロントに対して、近年はサポーターから投資を躊躇していると不満が噴出していた。これをうけてクラブ売却を決断したとみられており、フィオレンティーナ公式ウェブサイトにはバッレ氏の声明が掲載されている。
「フィオレンティーナのユニフォームを愛し、クラブが別の形で管理されることでより大きな成功を収めることができると信じている人たちが、1歩前進しなければならないときである。」
「次期オーナーは、フィオレンティーナにとって最善を尽くすことを願うだけではなく、この挑戦的なクラブをリードするために必要な真剣さと強さを併せ持っていなければならない」
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