あのファーガソン氏も衝突
ライオラ氏はその豪腕すぎる手法はたびたび選手所属クラブとの衝突につながっている。ポグバのユナイテッド退団について、当時指揮官だったアレックス・ファーガソン氏は自伝の中で次のように語っている。
「ライオラ氏は私が好きではない1人か2人だけの代理人の一人だ。彼のことは最初にあった時から信用できなかった。ライオラは18歳のポグバの代理人になった。我々はポグバと3年契約に加えて1年間の契約延長オプションを付けた契約を結びたいと考えていた。しかし、彼がポールと家族を説得し、台無しになったんだ。その後、ポグバはユベントスと契約した」
選手からは厚い信頼を勝ちっているライオラ氏
クラブ関係者や監督たちと問題を起こすことが多いライオラ氏だが、当然ながら顧客である選手たちからの信頼は厚い。バッドボーイとして名高いズラタン・イブラヒモビッチも、自らの自伝の中で同氏を次のように表現している。
「愚かで最高の太っちょ = Il meraviglioso ciccione idiota」
また、ユベントスのレジェンドであるパベル・ネドベド氏も自伝の中で「ユベントス移籍はミノのおかげだ」と同氏への感謝を書き記している。
価値観の違いからライオラ氏の担当から外れたマレク・ハムシク
ライオラ氏は頻繁に選手の所属クラブを変える戦略を取っていることで、方針が一致しない選手も数多く存在する。一つのクラブでキャリアの大部分を過ごすタイプの選手だ。ナポリのマレク・ハムシクが一向に移籍を拒否したことで、ライオラ氏は同選手の担当から外れている。ライオラ氏は2015年1月にイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で、ハムシクに対して以下のようにコメントしている。
「我々のフィロソフィーは異なるんだ。私がカトリックだとしたら、彼はプロテスタントだ。同じ教会で祈ることはできないんだよ」
ライオラ氏のメッシについての象徴的なコメント
「もし私がリオネル・メッシの代理人だったとしたら、彼は4回はクラブを変えているだろう」
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